闘犬として古い歴史を持つ犬種である。祖先犬はチベタン・マスティフとイギリスの地犬との混血説や、マスティフから作出されたという説もあるが、マスティ
フこそブルドッグから作られたという説もあって定かでないが、絶滅した古代犬種のアーラントを想定している者も少なくない。アーラントは体高が低く頭部が
厚く鼻が短く短胴で前躯が発達し、闘争心の旺盛な犬だったといわれている。
12世紀後半から13世紀前半にわたってイギリスのジョン王の時代に、ウィリアム・ワーレン伯が雄牛と闘わせる競技に用いてから人気を得て、1815年に
法律で禁じられるまで闘牛犬としてひたすら改良されてきた。ブルとは雄牛のことであり、それと闘う犬ということでブルドッグと呼ばれるようになった。法律
で禁じられた後、約50年間人気が離散したが、その間に熱心な飼育者により体形や性格に改良が加えられて復活し、イギリスの国犬といわれるようになった。
高温多湿にとても弱く、皮膚もデリケートなので、スキンケアには注意が必要です。食後には、口周辺に残る食べカスをきれいにして、顔のシワのすき間も清潔にしておきましょう。
性格
命令されて状況判断に至るまでに少し時間がかかるタイプです。命令に対して俊敏な行動を期待せず、じっくり考えて行動出来るような命令の出し方やタイミングを考えてあげるべきです。賢くて状況も冷静に観察していますが、頑固さは人一倍なので、自分が納得いかないことに対しては頑として従わないところがあります。毛色
毛色は単色かスマット(単色にブラックのマスクとマズル)。単色の場合は(明るく、混じり気のない色)、ブリンドルか、様々な色調のレッド、フォーン、ファロー(淡黄色)等。或いはホワイトとパイド(ホワイトと前記のいずれかの色の組み合わせ)。
サイズ 体高
牡:25kg理想 牝:22.7kg理想